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弊社(本社:東京都千代田区、社長:天坊昭彦)は、自社開発技術による特殊化成品事業を通じて、樹脂原料、塗料・粘接着剤原料、界面活性剤原料、溶剤など、身の回りの幅広い分野を支える原料を供給しています。

最近では、次世代半導体製造工程で用いられるフォトレジスト用原料であるアダマンタン誘導体など高機能化戦略を加速しており、研究開発対象の重点を高機能・高付加価値分野へ移すとともに、販売体制も重点商品別に再編成しました。

中でも液状ゴムの一つである水酸基末端ポリオレフィン系ポリオール※1(商品名:エポール)は、電子・電機、自動車などの成長分野において用途拡大が加速しております。

エポールは、分子末端に水酸基を持っているため、イソシアネート類により容易に硬化し、良好なウレタン系エラストマー(ゴム弾性体)になります。

エポールは以下の特長を有しております。

(1) イソプレン※2系モノマーを原料としておりますので、ブタジエン※3系に比べ、高伸長で耐屈曲性良好な物性が得られます。
(2) 水添されており、分子内に二重結合がありませんので、耐熱老化性※4、耐候性に優れたエラストマーになります。
(3) 他のウレタン材料では得られない耐熱性、耐薬品性を有するとともに、優れた電気絶縁性と耐衝撃性を有します。

これらの特長が以下の成長分野におけるニーズにマッチし、用途展開が加速しております。

(1) 電気絶縁性と耐衝撃性に優れることから、フラットパネルディスプレイ(FPD)用接着剤や電子部品のポッティング材※5用途
(2) 高温下においても経時的に安定した物性を有することから、ハイブリッド化に伴い増加している自動車エンジンルーム内の電子部品用接着剤
(3) 自動車用高輝度ヘッドランプ用接着剤用途では、耐透湿性に難点のある特殊シリコン系接着剤の代替

こうした用途は年々需要が拡大しており、エポールの本年度の販売見込み量は約50トン(売上高1億円)ですが、2年後の平成18年度には100トン、平成20年度には200トンの販売を目指します。

弊社は今後も、日々高度化する市場ニーズを先取りし、機能性化成品を事業収益の柱として育成すべく、更なる新規化成品の開発と既存化成品の誘導品展開を推進してまいります。

※1 ポリオール
水酸基(−OH)を有する化合物。イソシアネートとの重付加反応によりポリウレタンを生成する。

※2 イソプレン
天然ゴムの主成分で、刺激臭のある無色の液体。単独で重合させるとイソプレンゴムになる。石油から製造され、合成ゴム・合成樹脂の原料に使用される。

※3 ブタジエン
無色無臭の気体。BR、SBR、NBR、ABSなど合成ゴムの原料に使用される。

※4 耐熱老化性
高温下に経時における引張物性、硬度など実用物性の保持性。

※5 ポッティング材
電気回路などを衝撃や振動あるいは湿気や腐食から守るため、電気回路全体を埋め込む、充填材のこと。

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出光興産株式会社
総務部 広報課(加来)
TEL 03-3213-3115


出光興産株式会社
石油化学事業部門 特殊化成品部(三根)
TEL 03-3829-0794



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