2008年1月2日のニューヨーク商業取引所のWTI原油価格は、ついに100ドルをつけた。
これまでの地政学リスクの主要因であった米国・イランの緊張がやや後退したことによりマーケットは落ち着いていたが、米国における原油・暖房油在庫の減少、ナイジェリアの治安悪化により、同国の原油生産量が減るのではないかとの懸念が強まり、投機資金流入が活発化した結果と思われる。
今後、この100ドル超えをひとつの目安に、投機筋の利益確定売りによるポジション整理で、原油価格は一旦、落ち着くものと思われる。ただし、価格が80ドル台を割り込むとOPECは2月1日もしくは3月5日の総会で減産へ動くと思われる。
一方、製油所のトラブル、寒波到来、新たな地政学リスクなどの材料が加わると、再び100ドル水準を目指す展開もあり得るため、当面80ドル台から100ドルの範囲での値動きを展開するものと予想する。
