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併設展示

ルオー・ムンク作品

ルオー

出光美術館のルオー作品は、初代館長出光佐三とルオーの油彩連作《受難》との出会いをきっかけとして蒐集が開始され、現在では質量ともに世界有数のコレクションとして知られています。
当館では、出光佐三の遺志をつぎ、常時3〜5点の油彩を中心とした作品を紹介する展示室(展示室4)を設けています。
日本の美術愛好家がいつでもルオーの代表作と接する機会をもてるようにと願った出光佐三の想いは、今も出光美術館に受け継がれています。

現在の展示作品

《受難》2 聖顔 1935年
《受難》22 “燃ゆる灯火の芯のごとく…” 1935年
《受難》36 “彼はお前のためにも来たのだ…” 1935年
《受難》48 “マリアよ、あなたの息子は十字架の上で殺されるのです” 1935年
展示期間 2008年12月23日まで

《受難》 1 受難
ジョルジュ・ルオー
1935年

©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2008

※この作品は現在展示しておりません。

ジョルジュ・ルオー

1871〜1958年。フランスの画家。ステンドグラス職人として出発し、次いでエコール・デ・ボザールのギュスターヴ・モローのもとで学んだ。師の没後、濃く太い墨色の輪郭線と鮮やかな色彩が特徴的な独自の画風を確立した。初期には道化師、娼婦、裁判官などパリの名もない人々を荒々しい筆致で描いた人物画を残している。1914年、画商ヴォラールと契約後、戦争の悲惨さを克明に描き出した《ミセレーレ》などモノクローム版画の傑作を生み出すとともに、1935年にはキリスト最後の日々を描いた油彩連作《受難》を完成させる。以後、キリストをテーマにした宗教画や風景画など、次第に厚塗りになっていく独特のマチエールが印象的な油彩画を残した。

ムンク

出光美術館では、1993年に「ムンク展」を開催したことから、ノルウェーのオスロ市立ムンク美術館のご協力により、ムンクの作品を毎年3点ずつ紹介する展示室(展示室4)を設けています。

現在の展示作品

今回は、ムンクが晩年を過ごしたオスロ郊外の地、エーケリーの風景を描いた作品を展示しています。

楡林の秋 II 1920年
庭のリンゴ樹 1932-42年
けしの花と女 1918-19年
展示期間 2008年9月6日より2009年8月まで

庭のリンゴ樹
エドヴァルト・ムンク
1932-42年
オスロ市立ムンク美術館蔵

©Munch Museum / Munch-Ellingsen Group / BONO, 2008

エドヴァルト・ムンク

1863〜1944年。ノルウェーの画家。初期の「病める子」に現れた病と死の凝視がその芸術の基調をなす。ベルリンを中心に活動し、「叫び」に代表される「生のフリーズ」の連作により、近代末期の退廃、不安、孤独と憂愁の諸相を鋭く描出する作品を制作した。1908年の神経症の治療後、翌年ノルウェーに戻り、オスロ大学の講堂壁画の大作を完成するなど、晩年も精力的に作画活動を展開した。